就寝の直前までコーラを飲んでいたら,ベッドに横になっても腹がグルグルと鳴り,吐き気が時折襲ってきて,尿意が眠気と共にやってきて,俺の頭はぐらぐらと揺れた。
気持ちが悪く,胃は重く,何度も同じ夢を見ているような気がした。
四肢の感覚と意識のレベルがつりあわなくて,俺は起きていると思っていたのだが,それはゆるやかに流れ行く時間に否定され,どうやら長い時を夢現で唸っていたことが分かった。
間断なく訪れる腹痛と,独立して生きるものの様に,音を出して,腸がピクリと動くのを手の平に感じた。
眠る前,体外離脱の読書法を試すために,フラフラと漂う意識で社会心理学の本を読んだ。スキーマの話で,俺はこのことを紙に書き記しまとめようと思い立ち,ノートと鉛筆を手にしたのだが,文字を書くには頭がさえておらず,かといって冷静に立ち返ることもできず,ただ闇雲に絵を描き,己の未熟によって劣等感を煽られるだけであった。
ひたすらに胃が重く痛く冷たく,キリリとした鋭い痛みが突発的に腹部に走り,意識を平静に保てないのだった。